大人のホテルにて異変勃発 [2017タイ旅行]

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プーケット後半戦は騒々しいパダンビーチから静かなカロンビーチに移動する計画
を立てた。泊まったホテルは、Mandarava Resort and Spa Karon Beachというところ。
パダンからカロンのホテルまでタクシーで300バーツ。約15分ほどだった。

海から少し行った高台にあるホテルは日本人では作れないようなデザインだ。
全室2階建てのビラ。部屋の2面から海、そして山並みが見え、テラスで過ごす時間が
快適な部屋だった。敷地内にはプールがいくつもあり、うるさい白人のガキにチェア
を占領されさみしい思いもしなくて済む。何だかやっと静寂が戻ってきたかのようで
嬉しかった。

しかし、その夜22時頃、Wifiが切れ、同時に電話とテレビが不通になるという事態が
勃発した。テレビもWifiも使えなくなるとすることがなくなる。電話が使えないので
歩いてフロントに伝えに行くとすぐ調べさせるとのこと。再び部屋に戻るとすぐ
メカニックが来てテレビや電話をいじくるとすぐにいなくなった。

何も言わずに去ったのですぐ戻ってくるのかと思ったら、そのまま帰って来なかった。
でまた、ロビーに戻ってクレームを付けると、1階の部屋にあるボックスをいじらないと
直せず、1階の住人はすでに眠っているので今日は何もできないという。そこでは別の
同等以上の部屋に移らせろと言うと、今日は満室で部屋がほとんどないが残っている
部屋があるのでそこに移るか聞いてきた。見に行くと眺望がぐっと見劣りする部屋だった。
すかさず断り、今夜は自分の部屋で我慢し明日の修理を待つことにし、今夜の件の補償は
きちっと埋め合わせてくれるようマネージャーに伝えるように頼んで部屋に戻った。

しばらくするとマネージャーらしき人間がやってきて今夜の件を詫びる。
そしてもう一つ部屋があるので今夜はそちらに移ってもらってもいいという。時刻は既に
夜の11時を回っている。今から部屋を変えたところで寝るだけだ。あまり意味があるとは
思えなかったが、疲れすぎて思考能力が落ちていたためふらふらと最低の品だけを持って
あてがわれた部屋に移動した。そしてすぐに眠りについた。

翌朝部屋に戻ると確かに直っていた。ところが、2日目の夜、再び切断が起きたのだ。
時刻は既に11時近い。取り敢えずフロントに行くと今から部屋を変えて欲しいという。眺望
の良い部屋があると言う。おいおい夜中だぞ。今更眺望なんて要らんわ。まして翌日バンコク
に移動するため朝9時半にタクシーが来るんじゃ。シャワーを浴びてテラスでビールを飲みながら
星を見て、その後テレビ見て寝ようとしてたのに何でフロントへの往復をせなならんのやと
いつしか心の中では関西弁になっていた。

結局相応の補償をしてもらうと伝え部屋に戻ると、昨日のマネージャーがまた現れた。
これは設備の問題なのでしょうがないと言えばしょうがないが快適な滞在が2日間も
台無しになったことは事実なのでその部分の補償をしてもらいたい旨伝えた。
あちらは、部屋を変えることで対応したがったが、明日朝チェックアウトのため荷物で
部屋が散らかっている上に今更部屋を移る意味も見いだせず、また気力体力とも使いたく
なくその旨説明する。そして交渉の末、そこで食べた2日間の夕食代無料で折り合った。

僕より厳しい妻からはそんな補償では甘いと言われたが、そのマネージャーが弱っちい
感じだったのでそれ以上求めるのが可哀そうになったのと、クレームに対して一応
何とかしようとしてくれたことに感謝し、これで手を打ったのだ。強気のごつい奴が
出てきたらこんなものでは済まさないが。

でも思うに、こういうときはホテルも思い切って1泊分無料にするくらいの太っ腹を
見せてもいいかもしれない。対応が良ければ、客はリピートする可能性がある。もし
対応が悪ければ二度と来ないばかりかSNSで思いっきり悪口を書かれることになる。

そんなわけで、穏やかな大人の滞在にとんだ土が付いてしまったのだが、
まあ、長い目で見れば旅はハプニングこそ思い出として残るという天邪鬼な
ところがあるから、これはこれで良しとしよう。

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